私
接地抵抗はなぜ基準値以下でなくてはならないのか、、抵抗の大きさが大きいほど電流も低くなるのではないか
某AI
はい、ご質問ありがとうございます。
確かに、抵抗が大きければ大きいほど、電流は小さくなるのは事実です。
しかし、接地抵抗の場合、基準値以下でなければならない理由は、感電防止と雷からの保護という2つの重要な側面があります。
1. 感電防止
漏電が発生した場合、接地抵抗が低ければ低いほど、感電するリスクが低くなります。
- 理由: 漏電した電流は、接地抵抗の低い経路を通って大地に流れ、人体を通る電流を最小限に抑えるからです。
- 例: 人体の抵抗は約5kΩと言われています。一方、基準値(一般的には100Ω以下)の接地抵抗であれば、人体よりもはるかに小さい抵抗となります。つまり、漏電電流の大部分が接地抵抗を通って流れ、人体を通る電流は微小なものとなり、感電のリスクが大幅に低減されます。
2. 雷からの保護
雷が落ちた場合、接地抵抗が低ければ低いほど、建物や設備への被害を最小限に抑えることができます。
- 理由: 雷は非常に大きな電流を伴うため、適切な接地がなければ、建物や設備を破壊したり、火災を引き起こしたりする可能性があります。
- 仕組み: 雷が落ちた場合、接地抵抗が低い接地設備があれば、雷電流は接地抵抗を通って大地に流れ、建物や設備への被害を最小限に抑えることができます。
まとめ
上記の通り、接地抵抗は感電防止と雷からの保護のために、基準値以下でなければならないのです。