調べたところ以下の3つのリスクが判明しました。
接地不良による感電リスク
木造家屋は鉄筋コンクリート造の建物と異なり、建物全体が接地されていない場合が多くあります。金属管は導電性が高いため、万一漏電が発生すると、金属管を介して感電する恐れがあります。
雷害による火災リスク
雷が落ちた際に、金属管が雷の通り道となり、火災が発生する恐れがあります。特に、屋外の露出配管の場合は、雷害のリスクが高くなります。
白蟻被害による管路損壊
白蟻は金属管を破壊し木材にたどり着くことがあるようです。白蟻が金属管を食い荒らしてしまうと、管路が損壊し、漏電や火災の原因となる可能性があります。
終わりに
これらのリスクを低減するために、木造家屋の引き込み線工事には、非導電性の管を使用することが求められています。
第2種電気工事士の筆記試験対策としては、木造家屋の引き込み口配線工事では金属管を使ってはいけないと覚えておけばOKです。